終了しました!

プロジェクトは305,000円もの金額を集めることができ、募集終了しました。
たくさんのご支援、本当にありがとうございました!!!
皆様から頂いた支援で、現在レンタルおじさんとのクリエーション、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、映像配信の準備を進めています。
準備が整い次第、webサイトでお知らせして参りますので、是非、今後の活動にもご着目ください。

 

 

 

クラウドファンディングの実施にむけて

この度、次回公演「ワーニャのパンツと洗えない」に向けて、クラウドファンディングを実施することになりました。

本来、レンタルおじさんとの作品創作とアフタートークの実施、及び観客層の拡大を目的とした支援の呼びかけを予定しておりました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、劇場再開に厳しい条件が予想されることから、感染防止対策も含めた支援を募ります。

以下、せせらぎよし子、中嶋悠紀子からのメッセージです。

せせらぎよし子

ゴールデンウィークも終わりに差し掛かった頃、祖母が亡くなりました。こんな状況下のため、葬儀の参列者はもちろん、お上人もマスクでお経を唱えます。お焼香の場面ではソーシャルディスタンスを保ち、焼き場では扉を全開にし、骨上げの姿は外から丸見え。この、どこか現実味に欠ける光景が現実なのだろうかと、頭の片隅で冷ややかに見ている自分がいました。

新型コロナウイルスの渦中、私は自分の脳がやけに冷めた状態であることに気付きました。例えばテレビドラマで以前の姿を映しているものを見ると「マスクは?」「このシーン密じゃない?」と脳内の小さな審判が突っ込んでくるのです。「ファンタジーなんだ」「これは再放送だ」そう言い聞かせないと集中できない。冷静な脳はワクワクや感動の起こりを妨げます。根っからのおちょけ精神が息を潜め、お気楽なものを睨みつける心の有様を見つけた時は、心底自分が嫌になります。

多くの演劇はリアル(その時見た・感じたもの)を味わうものだと私は思っています。フィクションの後ろに現実の社会やそれらを取り巻く環境が見え隠れしているから面白さが生まれてくる。そんな演劇が私は大好きです。

今回のお芝居は、昨年から少しずつ準備を進めてきました。このような状況下を決して楽観視しているわけではありません。しかし、プラズマみかんには「いつか上演するためのお芝居」はありません。なぜならいつだって「その時に生きる私たち」を描いているからです。

10月のアイホール公演に向けて、今の状況はまだまだ予断を許しません。今だって私を睨みつける脳内の審判を振り払うのに精一杯な自分がいます。ですがどうか、足を進める私たちを応援していただけないでしょうか。どうぞよろしくおねがいします。

 

中嶋悠紀子

プラズマみかんは妙齢の女性二人の零細劇団ですが、次回の公演ではおじさんの話をします。私は一部の「おじさん」と非常に折り合いが悪く、度々衝突を起こしては、キレたり泣いたり、時にはハラスメントだ!と騒ぎたてたりします。一方、愛想良く笑顔を振りまく人に対しても厳しい目を向け「それ我慢してるでしょ?」と心の中で毒づいたりします。このままではおじさんのいない世界を本気で望んでしまいそうなので、その気持ちに折り合いをつけるべく、多くのおじさんの俳優やスタッフ、そしてレンタルしたおじさんまでもを巻き込んでお芝居を作る計画を立てました。私の作劇はいつも負の感情からスタートしています。それはもう後戻りをしたくないという決意表明なのかもしれません。

−という話は以前から構想していたことなので、せせらぎが先述した「その時に生きる私たち」を描くことには当てはまらないようにも思います。しかし、現在進行系でお芝居を作る行為自体、外部からの影響を無視することは出来ませんし、現に今はかなりの強風が吹き荒れています。この風の影響を受けて、これまで思い描いていたものが覆る可能性だってあるのかもしれませんが、その揺らぎを含めても尚、劇場で試みたいという欲が私には止められません。なぜなら今が正に、これまでにあったものがなくなってしまう、分断の真っ最中だからです。

作品に対する取り組みや支援の具体的な内容については、クラウドファンディングのサイトの中に込めました。本来ならば「アイホールでの公演決定おめでとう。ビール一杯奢ってやるよ」というノリで支援してもらうことを想定していたのに、なぜこんなにもかっこ悪い言い訳を並べているのかとも思いますが、今の私たちにとっては、以前にも増してそのビール一杯が励みになります。どうぞよろしくおねがいします。

 

概要

概要は以下の通りです。
詳細はCAMPFIREWEBサイトをご覧ください。
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/242584

 

「ワーニャのパンツと洗えない」公演概要

作・演出:中嶋悠紀子
出演:せせらぎよし子 中嶋悠紀子 (以上プラズマみかん)
九谷保元  趙清香 寺川昌宏(劇団風斜)   中島由美子 中村大介(フラワー劇場/たしかなてざわり) 本多信男(劇団大阪新撰組)
   宮崎サカナ 吉村篤生(劇の虫)
公演日時:2020年10月9日(金)-11日(日)  全5ステージアフタートーク有り
会場:アイホール (〒664-0846 兵庫県伊丹市伊丹2-4-1 Tel:072-782-2000)
チケット:前売・当日ともに3,000円(発売日:2020年8月1日)


支援の使い道

①レンタルおじさん依頼料
内容:稽古及びアフタートークゲストとしてレンタルおじさんを依頼。演者や観客に対し、当事者としてのフィードバックを行ってもらう。

②創客に向けての宣伝費
内容:福祉施設や支援団体、教育機関等、観劇機会の少ない施設や事業所に対しての広報及びチケットを提供。

③新型コロナウイルス感染拡大防止対策に係る費用
内容:以下、予定している対策の一例です。状況に応じて必要な対策を用意します。
①劇場が閉館となってしまった場合に備えた代替劇場の確保(大阪市内の劇場を予定)
②客席数の削減(予定の約50%)
③映像配信
④会場の消毒及び消毒液の設置
⑤受付・誘導簡略化のための料金決済システムの導入
⑥その他、状況に応じて必要な対策

リターン

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

◆500円コース(8月発送)
①お礼のメッセージ(メール)

◆3,000円コース(8月発送)
①お礼のメッセージ(お手紙)
②クリエーションの様子を記載した稽古場日誌(非公開)と新聞の冊子
③公演パンフレットにお名前の掲載(希望者のみ)

◆5,000円コースA(8月発送)
①~③+④公演チケット(日時指定無。要事前予約)1枚

◆5,000円コースB(10月発送)
①~③+⑤上演台本1冊

◆10,000円コース(8月発送・限定10)
①~④公演チケット(日時指定無。要事前予約)2枚
⑥アフタートークでのレンタルおじさんに対する質問ができる権利(1問、希望者のみ)

◆25,000円コース (8月発送・限定20)
①~③+④公演チケット(日時指定無。要事前予約)10枚


支援の方法

募集期間:2020年5月17日(日)~7月19日(日)

CAMP FIREサイトよりご支援頂けます。(クレジットカード・コンビニ・銀行振込・キャリア決済・PayPal・FamiPay)
下記URLまたはQRコードよりアクセス下さい。

 

URL:https://camp-fire.jp/projects/view/242584

 

皆様のご支援をよろしくお願い致します!!